はじめに:音楽配信に関わる主要な2つの権利について
音楽ビジネスには様々な権利や印税が存在しますが、デジタル配信における収益を整理する上では、大きく分けて「著作権」と「原盤権」の2つを押さえることが重要です。
PEACETONE MUSICでは、録音された音源の配信代行サービスを提供しているため、当サービスからご利用者様(ご登録者様)へ分配する売上は「原盤権収益」のみとなります。その後のアーティスト様や共同制作者様、その他関係者様への分配等につきましては、ご利用者様側にてご対応をお願いいたします。
作詞・作曲によって生まれた「作品(メロディや歌詞)」に対する権利です。主に作詞者・作曲者が持つ権利になります。
著作権(作詞・作曲印税)の回収・分配を受けるには、JASRAC等の管理団体への直接信託や、音楽出版社を通じたお手続きなどがご自身で必要となります。
著作権使用料の管理・回収・分配は行っておりません。ご希望の場合は、ご自身でJASRAC等へのお手続きをお願いいたします。
録音された「音源データそのもの(マスター)」に対する権利です。一般的にマスターを制作したレーベル、出資した事務所、または個人クリエイターが保有します。
SpotifyやApple Musicなどの配信ストアから当サービスに支払われる配信売上(収益金)は、この原盤権に基づくものがベースとなります。
当社からお支払いする収益は、この「原盤権収益(ストア売上の80%)」となります。ご自身(または自社)が原盤権を持たない音源は配信できません。
他社サービスでの配信について(重要:二重登録の禁止)
他の配信代行サービス(TuneCore、DistroKidなど)で現在すでに配信中の楽曲を、同時にPEACETONE MUSICから重複して配信申請することは固くお断りしております(二重登録の禁止)。
同一音源の二重登録は、ストア側でのエラーやアカウントペナルティ、予期せぬ配信トラブルの原因となります。
必ず「他社側での配信停止手続き」が完了してから、または「完全に配信が停止されるスケジュール」を確定させた上で当サービスへご申請ください。
※過去にCD(自主制作・インディーズ等)のみで発売され、デジタル配信はまだ行われていない楽曲や、すでに他社での配信・公開を完全に終了(停止)済みの楽曲であれば、何の問題もなく当サービスから配信いただけます。
カバー曲・サンプリング・素材の利用について
🎤 カバー曲の配信
カバー曲は、必要な権利処理が完全に完了している場合のみ申請いただけます。他者の著作権を侵害する恐れのある音源はお受けできません。
- 日本の楽曲・海外の楽曲を問わず、まずはJASRACやNexToneの作品検索サービス等で権利状況をご確認ください。
- 作品によっては、音楽出版社(サブパブリッシャー)や権利者への直接の確認・許諾が必要となる場合があります。
- 当社では、カバー曲に関する許諾取得や権利処理の代行は行っておりません。
✂️ サンプリング音源の利用
市販のCDや他のアーティストの音源の一部を切り取って使用するサンプリングは、事前の正式な許可(原盤権者からのクリアランス)が必須となります。
即座に配信停止・楽曲削除となるだけでなく、権利元からの損害賠償請求等の重大なトラブルに発展するリスクがありますので十分ご注意ください。
🎹 Splice等のライセンス付きサンプル素材
Spliceなどのライセンス付きサンプル素材サービスについては、各サービスの利用規約・ライセンス条件を遵守し、商用利用が認められている範囲であれば、通常どおりご申請いただけます。
バンドや共同制作(コラボ作品)の申請について
バンドメンバーや、他のクリエイター(トラックメイカー等)と共同で制作した楽曲も配信いただけます。
ただし、共同制作した楽曲の「原盤権」はすべての関係者(出資者含む)の共有財産となるケースが多いですが、弊社のシステム上、収益の分配金は申請された「ご利用者様のアカウント(口座)」へ一括でお支払いする形となります。
- PEACETONE MUSICを通じて配信することへの「関係者全員の同意」
- 誰がアカウントの「ご利用者(ご登録者)」として申請し、収益を一括で受け取るか
- 振り込まれた収益(ストア売上の80%)を、関係者間で「どう分配(山分け)するか」
- 原盤権の帰属・管理方法 および 著作権の持分(共同著作物の場合)
ISRC(国際標準レコーディングコード)について
ISRCは、音源ごとに付与される国際標準レコーディングコードです。
各配信ストアへの登録に必要なISRCは、当社にて一括して取得・発行代行いたします。
- ISRC発行に伴う別途手数料はいただいておらず、「楽曲追加料(1曲500円)」に含まれています。
- 他社からの乗り換えなど、すでに過去に取得済みのISRCがある場合は、申請時に必ず同じコードをお知らせください。
